雑草ノート

9月の雑草 '20

 

雑草といわれる植物はないとよく言われるが
その種類はどのくらいあるのだろう

少し歩くだけで
道端に数しれない雑草が・・

庭にはびこる雑草に手をやき
性質を調べたら少しは整理ができるかと始めた雑草ノート

庭に生える雑草限定なので
だいたい把握できたかなと思っていたが
やはり
今までなかった雑草もたま~に
気づかなかっただけかもしれないが

 

 

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イタドリ

山野に普通に生える
春に出てきたばかりの芽は赤い色をして食用になる

シャキシャキとした歯ごたえがあり酸っぱいらしい
酸っぱいのでスカンポとも呼ばれる
多年草、花期7月~10月

 

 

 

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矢筈草(ヤハズソウ)
 
矢筈とは
矢の一端の弦にかける部分のこと
 
芝生と同化しているのでわかりにくいが
根際から多くの枝を分け
地を這うように広がり
3~5㎜ほどの小さな花をつける
ピンク色の蝶形花(ちょうけいか)と呼ばれる
マメ科ならではの形の花を咲かせる。

葉をつまんで引っ張ると
葉脈に沿ってきれいにV字に切れる
その形を矢筈にたとえて名がついた
一年草、花期8~10月
 
 
 

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ボケてしまって・・
まぁ、花の咲き方の感じがわかればね
 
芝生を踏みつけて歩いているときに
小さな花を見つけて気が付いた
 
 
 
 

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ツユクサ
 
何故か懐かしい花
子供の頃
よく見かけたが最近はみかけなくなった
 
苞の形が帽子に似ていることから
別名ボウシバナ(帽子花)
一年草 花期、6月~9月
 
 
雑草が生えていない
きれいすぎる庭は苦手
ようやく
雑草と共存する
里山のような庭になりつつあるかな~
 
 
 
 

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10月の雑草と今頃の庭

 

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玄関前の竹笹の隙間から
黄色い5㎜ほどの花がちらほら

拡大すると
こんな感じ

 

 

 

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花も葉もボケボケだけど
「ヤブタビラコ」のようだ

雑草と呼ばれる植物は
数限りないので
我が家の庭で目に入ったものだけをupしてきたが
これは
久しぶりのニューフェース

 

 

 

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柿は
隔年で生るので
今年は数個が実っているだけ

紅葉ももうすぐ
今年は
虫喰いが風情のある
柿の葉の紅葉は遅いようだ

 

 

 

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山茶花の木の下
ヤブランに覆われた石

ここは
庭で亡くなっていた小鳥たち
飼っていた金魚たちが眠っている

「禁じられた遊び」の十字架ではないが
この時期唯一咲いている

「ハクチョウゲ」と「南天」の葉を添えて・・

 
 
 

 

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9月の雑草 '15

 

 

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ヘクソカズラ

ちょっと名指しで名前を呼びにくい・・
茎や葉をもんだ時に悪臭があるらしい。

果実は私のなんちゃってクリスマスリースの主役。
多年草、花期7~9月。

 

 

 

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ノブドウ

淡い青、紫、緑がいろとりどりで美しい
が、ブドウタマバエなどの卵が産み付けられて
虫こぶになっていることも多いらしい。

げっ、
そう聞くと
この美しい色も
なにやら妖しい色に見えてくる。

落葉低木 花期6月~8月 果実8月~11月

 

 

 

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メマツヨイグサ

良く似たオオマツヨイグサよりも
花が小さい事からメマツヨイグサと付いたよう。
荒れ地に生息することから
アレチマツヨイグサとも。

越年草または1, 2年性 花期7月~10月

マツヨイグサと月見草は同じと思っていたが
同じアカバナ科マツヨイグサ属だが
月見草は白色
花弁が白から淡紅色になる一夜花で
月が現れる時間に咲くので月見草というらしい。

太宰治「富嶽百景」の中に
「富士には、月見草がよく似合ふ」とあるが
これは、オオマツヨイグサが定説。

 

 

 

 

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カヤツリグサ

茎の量端を持って裂くと四角形になり
これを蚊帳に見立てたもの。

エジプトで紙として使っていた
パピルスに似ている。
パピルスもカヤツリグサ科。

一年草 花期8~10月

 

 

庭にはびこる雑草たち
性質を知ったら処理しやすいかも~
と調べたら
これがなかなか面白い。

雑草といえども
なかなか可愛いのだ。
だが、
繁殖力は半端ない !!

 

 

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10月の雑草


いよいよ雑草も少しずつ消滅・・元気なのはセイタカアワダチソウとススキ・・


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ノブドウの実・・花は夏に開き、花の形はヤブガラシとよく似ている。果実は淡い紫色を経て空色に熟す。空色の果実は独特な色で、ラピスラズリを思い出す。
花期7~8月。




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掃溜め菊 ?

白い花の色を見かけなくなったこの時期、コンクリートの隙間から小さな花が顔を・・名前の割には小さな可愛い花を付けている。
一年草、花期6~11月




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近くの駐車場の隙間から・・

手前からセンダングサ、セイタカアワダチソウ、チガヤ・・6月に白い穂をつけて、たなびいていたチガヤも今は葉だけを残し。
セイタカアワダチソウの花期10~11月。


♪この坂を登ったら、正面に山があります~この坂を下ったら海があります~その中間がおうちです~♪♫




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9月の雑草


雑草たちもなんとなく秋めいて・・


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エノキグサ・・だと思うのだけど・・
葉がエノキに似ているので、エノキグサというが、この名前よりもアミガサソウの方が、この植物の特徴をよく表している。一年草、花期8~10月。




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ニラの花、ネギ属の1種、多年草の緑黄色野菜・・曼珠沙華のような佇まい、繁殖力が旺盛であちこちからあの独特の匂いが。花期8~10月。

花ニラは春に花開くのでこの野菜のニラと区別ができる。




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ヤブランの実・・はじめ緑色で熟すると濃い紫色又は黒色に見える。
鳥は食べるらしいがいつも黒いまま残っている・・きっと美味しくないのでしょうねー。
多年草、花期7~10月。




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ちょっと解りにくいが、これはヨモギの花・・この季節になるとセイタカアワダチソウと共に良く見かけたが、まさかこれがあのヨモギだったとは・・夏の間にここまで大きくなるんですねー。

セイタカアワダチソウと同様に地下茎などから他の植物の発芽を抑制する物質を分泌させる・・この現象をアレロパシー(他感作用、allelopathy)と言って同じ場所にヨモギだけが見られることの原因になっているとのこと。

目立たない花にも意味があって、風によって花粉を運ぶので、着飾って虫を惹きつける必要がないらしい・・でも、そのおかげでこの季節、ヨモギの花粉でアレルギーの人が増えているという。多年草、花期9~10月。




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8月の雑草


真夏の雑草は春のそれに較べなんと見栄えのしないこと・・


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チチコグサ・・根出葉はロゼット状に地表に広がり、花のない時期は地表に星形に張り付くように育ち花時にも残る。
和名は父子草、これはハハコグサを母子草と見てつけたようで、特徴を個々に見ればハハコグサと似た点は多いが、ハハコグサが白い毛に包まれた柔らかな姿に黄色い花が映えるのに対して、この植物には全体に色気が少ない・・そこが父子草たるゆえんかも知れない・・という説がある。多年草、花期は春から秋。



 

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スベリヒユ・・全体が無毛で多肉質、茎は赤紫色を帯び、地を這って広がるように伸びる昼咲きの一日花。
葉に艶があり、スベスベしていることや茹でてたべるとぬめりのあるところから名づけられたらしい。一年草、花期7から9月。




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ヘクソカズラ・・茎は他物に絡みつきながら長く伸びる蔓性の植物。
みかけは可愛い花をつけるのにこの名前とはねー、漢字だと屁糞蔓・・ご同情致します。

それにしても、何故こんな名前をつけたのだろう、花を切り取って匂いを嗅がないように前もって注意を促しているのかなー。

別名、ヤイトバナ。花の中央部が赤く、お灸(ヤイト)の跡に似ていることから。また、花の可憐さからサオトメバナとも言うらしい。多年草、花期8から9月。




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7月の雑草


手強い・・


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メヒシバ、オヒシバとの見分けがつきにくいがオヒシバの方が強靭らしく、メヒシバは軸がざらつくようだ。一年草、花期は7~11月。




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オオアレチノギク、まだまだ出始め、夏にはアッという間に高さ1.8m程度にまで生長して頂に多数の頭花を形成する、空き地になっている所にこの草が所狭しとはびこっている・・繁殖力が抜きんでているんでしょうねー。越年草、花期7から10月。




 

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コニシキソウ、地面をはって広がり傷つけると乳液を出す。葉の中心部に赤紫色の斑紋がある。一年草、花期6~10月。




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朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させることから「露草」と名付けられたという説がある。
昔はそこらじゅうにさいていたが、最近はめっきり目にすることがなくなった。一年草、花期6~9月。




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ひでり草、別名マツバボタン、ツメキリソウ、花の寿命は短く一日花。
強い日差しのもと、嬉々として咲いている。多年草、6~9月。




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ネジバナ、雑草扱いするには可哀そうなくらい可愛らしい・・って、雑草に失礼でしょうか・・松の鉢の小さなすきまから何本も。多年草、花期5~8月。




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6月の雑草


春の雑草が終わり・・夏の雑草へ


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ノゲイヌムギだと思うんだけど、カモジグサはもう少し穂が長く葉がもっと長く広い。
多年草、花期4~7月。




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チガヤ、群生することから千のカヤという意味らしい、穂も葉も繊細で群生した群れが風に揺れる様は好ましい。多年草、花期5~6月。




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エコノログサ、穂を子犬の尾に見立てて犬の子草、別名ネコジャラシ・・野の花と一緒に投げ込むと風情がある・・特に紫の花。一年草、花期8から11月。 

以上、近所の駐車場・・広く整備されているのに高くて借り手のない・・で、ウチの庭にはない雑草が生え放題の駐車場にて撮影。



 

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長柄小蜜柑草、コミカンソウに比べて、花柄が長いことから。
花は上部の葉脇につき、花柄が長くいため、上から見ると葉の上に1つの雌花や果実が乗っているように見える。花期は7から11月。




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ママコノシリヌグイ、今年初めて庭で見る・・今まで雑草に焦点をあてていなかったので、見つけられなかったんでしょうねー。
継子の尻拭、刺で継子の尻を拭う草という意味、別名、トゲソバ・・この名前を付けた人はよほど心根が曲がった人なのか、実際にその場面を見た人なのか・・いづれにせよ、一回聞いたら忘れられない名前。一年草、花期5~10月。



 

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ヒメジオン、ハルジオンに非常によく似ている。ヒメジオンは茎に白い髄が詰まっているけど、ハルジオンは中空。
熱いさ中、この小さな花が凛として直立している姿をみるといじらしい。1~越年草、花期6~10月。




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花の終わったユキノシタを上からみる。
ひとつの花の枝が、全く相似形で規則正しく伸びているのに驚く。

庭の雑草と言われる草花もよくよく見ると、新鮮な驚きに満ち満ちている。。




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5月の雑草シーン2


雑草に目がいくようになってきた・・


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センダングサ・・と思うんだけど、今花が咲いているということは違うのかな、センダングサの花期は9~10月、他にこれというのもないし・・ ??
と思って探していたら・・ンッこれかな・・掃溜菊、ちょっと可哀そうな名前、花期が6~11月というのも合っているし。。

後で良く調べたらやはりセンダングサだった。
分からないときは葉の形からーですね。

 

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コモチマンネングサの花、5月の初めころは緑の絨毯だった。




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タイトゴメ、葉の形を細長くて質の悪い小粒の米(タイトウマイ)にたとえたことから付いた名前。
繁殖力が旺盛で松の鉢などにアッというまにへばりつく。花期は5~8月、多年草。




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小判草、これは他所の空き地で見つけた。

小穂は左右から扁平だが、鱗片はふくらんで厚みがある・・これを小判に見立てたものらしい。
よくよく手に取って調べてみると、本当に精巧に出来ていて、鱗一枚でも動かせるし個体としても滑らかな動きが出来る・・前に鉄で作られた滑らかな動きをする蛇の作品を見たことがあるが、ヒョッとしてこの植物がヒントになったのかなー・・などと思うくらい、花期は5~7月、一年草。

小判より小さいのでヒメコバンソウとついたものや、少し似ているスズメノカタビラというのがある。

小判より大きいので大判草というのもあるが、これは未だ見たことがない。




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左がヒメコバンソウ、右がスズメノカタビラ












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5月の雑草


雑草もいきいきと・・


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マツバウンラン、このヒョローと細長い花が庭を占領中。
義母は「花火草」と勝手に名付けて読んでたっけ、 細い先端に花がはじけているのを花火に見立てたのだろう。越年草、花期4~5月。




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ヤブジラミ、かわいそうな名前・・雑草にはなんで ? というような名前が多い・・藪に生え、果実が衣服につく様子をシラミにたとえたものらしい。
葉が人参の葉にそっくり。越年草、花期5~7月。




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ムラサキカタバミ、カタバミの花ってよく見るとほんとに可憐・・繁殖力が強くアッという間に陣地を広げるので抜きたいんですがねー。多年草、花期5~7月。




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コモチマンネングサ、花は黄色、花が咲くと一面黄色の絨毯に・・鮮やかな黄色なので、鉢に植えている人をけっこう見かける。越年草~多年草、花期5~6月。




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スイバ、茎や葉に酸味があることから。
別名、スカンポ、食用になる、最近は薬効があるという事で研究が進んでいるらしい。多年草、花期5~8月。

庭の雑草に困り果て、性質などを調べ始めたらこれがけっこう面白い、そうすると、今度は抜くのが可哀そうになってくる・・やぶへびにorz


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今回焼いたカンパーニュ、調理用のミックスビーンズを入れてみた。


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大成功、そのままでも食べられ、サラダにも使えるミックスビーンズ・・調理パンのようで、このパンとコーヒーで充分なりー。




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前回入れたのは夏みかんのピール、今回はこのビーンズ、次は黒豆を入れて作ってみようっと。。




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