日々の骨董
秋の足音 “月”に因んで
少し涼しくなり
月を愛でようという気分にもなってくる
おしゃれで華やか内容にあふれる人気ブロガーさん
そのグローバルな視野から展開される
ぶれることのない記事に惹かれ
良く訪問している
“月”をテーマにリレーを展開中
私も自分のブログで月を・・と
NIKKO社 ダブルフェニックス その1
NIKKOダブルフェニックス ウィロー(柳)パターン
tea cup
右から
ブルーウィロー
レッドウィロー
錦山水
NIKKO社は1908年
旧加賀藩主である前田家や当時の有力者が
金沢で日本硬質陶器株式会社を創業したのが始まり。
ウィローパターンは
戦後、主にアメリカへの輸出目的で生産され
当時は何社もあったらしいが
生き残ったのはNIKKO1社だけという。
ブルーウィローというと
イギリスがあまりにも有名で
世界的に見てもコレクターが多い。
中国の悲恋物語を模した絵柄も
フェイクだと思うが知れ渡っている話だ。
当時は特許権もないので
日本の製造会社がこぞってイギリスのモチーフを
そのままコピーした・・と
あるブログで読んだことがある。
コーヒーマグとデミタスカップ
ブルーウィロー
私はこのコーヒーマグを良く使う。
もう少し大きいミルクマグが欲しくて探すのだが
なかなか見つからない。
そもそも
NIKKOのダブルフェニックスを
集めようと思ったきっかけがミルクマグだった。
20代の頃
仕事の出来る先輩がこれを使っていた。
彼女はチャキチャキの江戸っ子で
仕事の合い間にこのカップでお茶を飲むのが
とてもカッコ良く思えた。
それ以来
ダブルフェニックスの葡萄柄とともに
少しずつカップやお皿を買い足してきた。
この器は
硬質陶器なので
オーブンには使えるが
レンジには使えない。
使うと水分がとぶせいか
この製品の特徴でもある貫入が深くなり
割れる恐れがあるので
要注意。
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ポストとねこと鉢
私好みの
季節ごとの室礼をしているのがここ。
お雛様や兜
お正月には羽子板等々。
少し前まで
兜が延々と鎮座していた(^^;
いくらなんでも・・と仕舞ったが
この時期に飾るものが思い浮かばず
梅雨の時期だし
華やかにと思いこの鉢を飾ってみた。
大聖寺伊万里の鉢
絵柄が丁寧にみっちりと
描き込まれている。
これは日常使いでなく
飾り鉢でしょうねぇ。
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「道八」の器で
「道八」の染付煎茶器
「道八」は京焼の窯元で
現在、9代「高橋道八」が名跡を嗣いでいる。
この煎茶器は「道八」の銘があるが
何代の作品かは分からない。
6代道八に煎茶器の名品があるということなので
勝手に6代の作品と思っているのだが・・
煎茶道の詳しい事は解らないが
丁寧に入れた煎茶を
小ぶりで薄手のこの煎茶椀で頂くと
「エッ」と思うほど美味しい。
このところお客様の出入りが多かったので
使わなくなった蒔絵のお重を菓子器に・・
種類毎に段に入れ
重ねておけるので場所をとらず便利。
一段めにはみかんを入れた。
お重の絵は
まるまるとした福鶴。
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李朝の壺
高峰秀子さんの著書「いいもの見つけた」に載っていた花器。
「ああー、いいなあ、こんな風に生けたい! 」
「こんな壺が欲しい」
と思い、何度この頁を開いたことだろう。
秋草はいい、高峰さんも書いておられるように「季節がなくなりつつあるけど、秋草だけは秋を待たなければお目にかかれない」。
そして、この活け方。
何々流という一目見ただけで流派が分かる生け方より、色合わせを考え投げ込んだ秋草。
李朝の壺との組み合わせ・・お互いがいきている。
これから夏本番のこの時期に秋草でもないんだが。
やっと見つけた李朝の壺。
人参の草花文染付。
丁寧な金継ぎが施されている。
完品なら私の手には入らなかっただろう。
直に水を入れるのは憚れるので、落としを入れて・・
秋になるまで飾り壺としてキャビネットの上に置いておきましょ。
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蕎麦猪口
ベストスリー
形と釉薬の色、高台などで時代を判断するんだろうが、詳しくは分からない。
江戸時代という事で満足。
ちょっと甘手で地肌は乳白色、絵付けはぼやけた感じ・・「雪持ち笹と梅」。
人気の矢羽根文、釉薬の濃淡が手描きの良さを表現、見込みは五弁花紋、高台は蛇の目高台。
これも人気の微塵唐草、見込みは松竹梅、高台に成化年製。
微塵唐草は絵柄で時代考証できる。これは、絵柄が略されているので江戸時代でもそんなに古くはない。
花と唐草がはっきり描かれている「菊花華唐草」や「萩華唐草」が欲しいのは山々だが、良い品はそうそうお目にかかれない、出てきても価格もそれなりに・・このあたりで満足しましょうか、普段使いの器なのだから。。
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より以前の記事一覧
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