地域情報

幻のやきもの“姫谷焼”

Hz9977010ue2_3以前、中国新聞で“姫谷焼”の特集をやっていた。

江戸時代の一時期にだけ製作されたとされる“姫谷焼”、色絵磁器の皿を中心とするやきものらしいが、伊万里焼のように洗練された絵付けでもないし、九谷焼のような仰々しさもないが、素朴な絵付けとシンプルな構図で独特の魅力があり、ひとめで心引かれた。

“姫谷焼”は福山市北部を中心とする地域に古くから伝えられてきたが、だれが、いつ、何のために製作したのかが明らかでなく、実体は謎に包まれていたという。その謎の解明は、その後実施される窯跡の発掘調査を待たねばならないらしい。

考古学的研究が進んだ現代において謎のやきものがあるということにも驚いたが、それもまた、この“姫谷焼”の魅力になっているのかもしれない。

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いきもの変動-緑の侵食

2月25日付、中国新聞 シリーズ『いきもの変動』に“コケ退治 LEDが効果”という記事が載っていた。

・・・陽光の差し込まない地の底に、緑が不気味に息づく。正体は、暗闇で育つはずのないコケやシダの仲間だ。山口県秋芳町の国特別天然記念物「秋芳洞」。数十万年もの時を刻む鍾乳石郡が魅了する観光地にも、静かな変動が起きている。
「観光道を照らすライトが太陽の役割を果たしているんです」。秋吉台科学博物館長が「変動」の要因を説く。・・・
コケやシダの胞子は風に乗り、観光客とともに入り込む。人口照明は光に加え、発する熱で洞内の気温を約一度上げてしまう。もともと薄暗くとも育つコケやシダには生育環境が整った格好だ。ところが、洞内の美観は緑の侵食で損なわれる。根を張れば貴重な鍾乳石郡を傷つけかけない。・・・

そんな中、山口県産業技術センターなどが協力を買って出、コケやシダの繁茂を抑えるために始めた発光ダイオード(LED)の照明実験が、成果を挙げているという。

昨秋、殺菌効果のある近紫外線と白色の二種類のLEDを詰めた照明一基を、コケが生えた地点に設置して実験、抑制効果をコケの面積の変化で追い、コンピュータで画像処理すると2月25日現在、四ヶ月間で約35%の減をみた。「LEDの殺菌効果などが表れているのでは」と四季を通じての効果を探ることにしているという。

科学の力、サイエンスが今までいきものを育ててきた、この地球を守る。
いきものの“変動”を抑えるのは、今まで文明の名の下で破壊し続けてきた側の人間が修復していかなければならないのだと思う。

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いきもの変動-アイナメの受難

1月28日の中国新聞の“いきもの変動”という記事を読んだ。

瀬戸内海は波も穏やかであまり荒れることがない。それ故、海も湾の水温も平均していると思っていた。だが、水深の浅い広島湾は冬場、外気温の低下などで水温が8、9度まで下がるらしい。比較的暖かい海域を好む魚には住みづらい海だったらしい。

ところが、瀬戸内海の暖水化と足並みをあわせるかのように、広島湾も水温10度を下回る日数が減ってきており、その為か、今まで広島湾には「いない魚」とされてきたホシササノハベラに、産卵期の冬場、広島湾中央で命をはぐくんできたアイナメの営みが脅かされているという。

水産総合研究センター瀬戸内海水産研究所員は「魚たちが告げている異変の要因を探っていかないといけない」、暖海魚の北進がもたらす水産業や生態系への影響、有毒魚による人的被害を懸念しているという。。

陸地の変動がいきものの変動に影響を及ぼしているのだろうか?

おりしも、瀬戸内海とは距離があるが鹿児島県西之表市沖の馬毛島のほぼ全域を所有する会社が、岩国基地移転予定の空母艦載機部隊が実施する夜間離着陸訓練(NLP)などの恒常的な施設をめぐり、誘致に動いているという。

日本各地で環境への影響を度外視した動きがでている。海に囲まれたこの島国の将来はどうなるのだろうか。

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