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伊集院静「東京クルージング」を読み終えて・・

 

 

2016_06050003

 

伊集院静さんの連載小説「東京クルージング」
が終わった。

毎朝、明日の続きが待ち遠しく
コーヒーを飲みながらの楽しいひとときだった。

かなり反響をよんだ小説のようで・・
私のブログ のアクセス数の桁がひと桁増えていた。
調べたら
「東京クルージング」で検索して
訪問されていたらしい。

かなり盛りだくさんの内容で
作者の私小説的内容から始まり
野球選手の松井秀喜と放送局に勤務する三阪剛との交流があり
その剛とヤスコを軸に物語は佳境に入っていく。

全編を通して愛する人との別れ
哀しみからくる哀愁が漂い
ヤスコが奏でるチェロの『パブロ・カザルス 鳥の歌』が
ズーッとバックに流れているような感覚で読み進んだ。

そのヤスコだが
過酷な運命に抗うでもなく
なんと意志のない女性だろう・・と思ったのだが
内に確固たる信仰を持っている人はこんなにも強いのか・・
後半、そんな風に感じてきた。

そして
胸に響くいろいろな言葉。

剛がヤスコにいう
「それでも、やらないよりやってみた方が何かが生まれる。
差し伸べた手にしか葡萄の実は落ちて来ない」
森社長がヤスコにいう
「別れるために生きる人間なんかいません。
出逢えたことがすべてでしょう」

ヤスコの娘ミカエは
『天使の分け前』だったのだと思う。

 

 

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コメント

こんばんは
毎日少しずつ読み進めていく連載小説、気負わずに楽しみにして読んでいるうちにかなりの長編を一冊読んだことになるというのが楽しいですね。
その中にさりげなく人生感が盛り込まれていたりすると共感したり、教えられたり、癒されたり・・・・
新聞名は存じませんがいい連載だったようですね。

投稿: bluerobin2 | 2016年6月10日 (金) 22時20分

☀bluerobin2さん
夏目雅子さんを失った伊集院さんの苦しみ、悲しみは如何ほどだったのだろうと・・具体的には書いてないのですが・・感じました。
検索で訪れた方でズーッと3ケタが続きびっくりしました。今も続いているので、せめて読み終えた感想をお伝えしなければと書いたのですが・・ネタばれになりますが(^^;

投稿: 白いねこ | 2016年6月11日 (土) 11時56分

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