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趣味の本④

 

 

『からくり人形の世界展 “日本のからくり人形とフランスのオートマータ”』
『THE WORLDS OF PUPPETS SHOW “The Krakuri puppets marionettes”』

 

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昭和55年
「松屋」と「横浜高島屋」
にて開催された時の図録。

一冊に日本のからくり人形ととフランスのオートマータが
収められている。

日本のからくり人形の監修は
七代目 玉屋庄兵衛
ごあいさつとして次のように書かれている。

「動くはずのない人形が、突然何かが乗り移ったように
踊ったり、倒立したり、綾渡りしたりして、見る人をあっと驚かす。
これがからくり人形の魅力なのでしょう。
日本には、木の歯車、クジラのひげのゼンマイで動く
茶運み人形に代表される座敷からくり人形と
各地のお祭りで賑やかなお囃子に合わせて
踊り、舞い、回転する、糸からくりの山車からくり人形があります。
一方、ヨーロッパではフランスを中心に
ゼンマイと歯車仕掛けで動く自動機械人形があり、
オルゴールのメロディーにのって、可愛らしい動きを展開します。
~最盛期を迎えたのは18、19世紀の頃でした。
この、時を同じくして日本とフランスのからくり人形師が
からくり仕掛けの人形を考案したところに
何か、目に見えない糸で結ばれているような、不思議な縁を感じます。
~」

フランスのオートマータは
全て一人の個人所有による出品。
所有者はE.Oさん。

Oさんのおかけで
私は本物、それもトップクラスのアンティックに
触れることができた。
文京区の春日のご自宅にも何度か伺ったことがある。
人形のために厚いカーテンで光を遮った部屋で
たくさんのジュモーのアンティックドールと
古くから仕えているお手伝いさんにかこまれた
Oさんの姿が目に浮かぶ。
この図録にも載っている
「ロミオとジュリエット」、「知恵の輪遊び」もあそこにあったなー。

Oさんは、英語がペラペラ
外出する時はいつもお着物
お手紙は巻物に草書体でスラスラー
日本ペンクラブにも所属されていて本も何冊か・・
才女とはこういう方をいうんだろうなあと
いつも思っていた。

今はもう空のかなたに逝ってしまわれたが
あの膨大で愛おしんでおられたお人形たちの行方は・・と
時々思い出す。

 

図録に収まっているお品は素晴らしいので
画像にupしたいのだが
店頭で売っている本ではないので表紙だけで。

 

 

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コメント

からくり人形、というか時計も大好きです。
人形や人物柄も苦手ですが、からくり人形はわくわく。
飛騨高山の人形会館でみたり金沢でお茶を運んでくる小坊主を見たり。
身近で観れるのは時計くらいで、街角のからくり時計は見つけるとせっかちなワタシですがじっと待ちます。

素敵な想い出、素敵な本ですネ!

投稿: うらら | 2015年8月10日 (月) 08時13分

*うららさん
せちがない世の中ですが、からくり時計の動きを見る余裕はなくしたくないですよねー。
有楽町マリオンのからくり時計はまだあるんでしょうか。
あの時計ができてから、あちこちの街角にからくり時計が増えたような気がします。

私は日本のからくり人形はちょっと苦手で、愛らしいヨーロッパのオートマータの方が好きです~♪

投稿: 白いねこ | 2015年8月11日 (火) 01時37分

こんにちは
素敵な思い出とともに大切にされている図録。いいものを持っておられますね。
私がオートマータという言葉を知ったのはごく最近のこと。昨年見た映画『鑑定士と顔のない依頼人』でした。
ゼンマイ、歯車と言えば時計もそうですね。
独立時計士の存在を知ったのもごく最近。日本の伝統文化を生かして個性的な作品を作っているという菊野昌宏さんを紹介する番組でした。からくり人形を思わせる折り鶴が動くというオートマ―タ腕時計など多くの作品で認められた日本人だそうです。

投稿: bluerobin2 | 2015年8月11日 (火) 12時16分

*bluerobin2さん
映画から教えてもらうことって結構ありますよね。

この本によると、江戸時代、和時計国産第一号を作られた人の技術に、からくり仕掛けがかけ合わさって、からくり人形が生み出されたとあります。
コンピューター全盛の今、手作りで時計を作っている方がいるんですね。
菊野さん、まだお若いですね~

投稿: 白いねこ | 2015年8月11日 (火) 21時31分

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