« 立春 一日遅れの邪気祓い | トップページ | “喪”のとき »

「ランドセル俳人の五・七・五」

 

 

2015_02080001

 

去年、図書館に予約を入れ、借りられたのが一月末。
行列待ちの人気本。

2013年春刊行された、小学6年生の俳人、
小林凛くんの本。

凛君は壮絶ないじめにあい、五年生の6月から不登校。

この本には、2010年8歳から11歳までの句、
一緒に暮らす祖父母、シングルマザーの母の暖かくも
凛とした想いも綴られている。

凛君はとっても感受性の優れた子供。
自然に対する目線が成熟している。
その言葉一つ一つ・・凛君がどれほど傷つき、
苦しんできたのだろうと思う。

そして、その時々に
「ハイっ、一句」と
誘うお母さんが強く、素晴らしい。

 

春の虫 踏むなせっかく 生きてきた

抜け殻や 声なきせみの 贈り物

ススキの穂 百尾のきつね かくれてる

夕日射し 冬の一日(ヒトヒ)を 回収す

 

生まれしを 幸かと聞かれ 春の宵

いじめられ 行きたし行けぬ 春の雨

 

 

<追記>

凛くんに触発され、
作ってみた、私の俳句第一号

 

人の世を まなざし凛と 冬のバラ

 

 

|

« 立春 一日遅れの邪気祓い | トップページ | “喪”のとき »

徒然の読み物」カテゴリの記事

コメント

こんにちは
昨夜、精神的に孤立し、やがては犯罪に走る子供たちをテーマにしたクローズアップ現代を見ましたが、
特に三歳くらいまでの子供のおかれた環境が脳に及ぼす影響について語られていました。
愛されている、だれかが真剣に自分と向き合ってくれると感じとれていることが、どんなに外圧が厳しくとも子供の心に強さをもたらすようですね。それは接触時間が問題ではなく深さだとも・・・。
ところでこの俳句を書かれたお子さん、いじめにあってきたとはいえ、安心して帰って行ける港である母親の素晴らしさを感じますね。
読んでみたいなあと思いました。

投稿: bluerobin2 | 2015年2月10日 (火) 11時12分

「ランドセル俳人の五・七・五」この本のこと初めて知りました。
感受性の鋭い子供にとって、家族や近くにいる人の深い理解がとても大切なことだと思います。
この小林凛くんにっとってかけがいのない母と祖父母に見守られ、その感受性に磨きをかけられ幸せだとも思います。
私の今度小学生になる孫娘もとてもデリケートですから、この先学校では苦労もするだろうなぁ~と思いますけど…いつも、温かく見守って行きたいと、しみじみ感じています。

白いねこさんの句も素敵ですね~☆

投稿: komichi | 2015年2月10日 (火) 15時35分

*bluerobin2さん
そうですか、三つ子の魂百までというのはあるんですね~
私もこの年になるまで、親の愛情は絶対的という想いは身に馴染んでいて、格段気に掛けることなく来た事は
幸せな事だなーと思っています。

お母さんは、このまま学校へ行かせたら生死にかかわると思い不登校を決断したのですが、8歳でこんな俳句を詠むという事の不憫さも感じました。

投稿: 白いねこ | 2015年2月10日 (火) 17時05分

*komichさん
凛君にとっておじいちゃん、おばあちゃん、お母さんとの会話が、辛い学校生活の中でのオアシスだったんでしょうね。
子供というのは加減がわからず、元来残酷という想いがあったのですが・・
教師を選べないというのも分かれ道ですね。
担任の保身が背広を着ているような人もいれば、担任が違うのに手を差し伸べてくれる人もいる。
それでも、不登校という道を選ばざるをえなかったのですから。

ヘヘッ、お粗末でした~です。

投稿: 白いねこ | 2015年2月10日 (火) 17時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ランドセル俳人の五・七・五」:

« 立春 一日遅れの邪気祓い | トップページ | “喪”のとき »