趣味の本 ② 人形大図鑑
昭和52年講談社発行。
これも初版で購入。
この当時、アンティックドールブームだったような
気がする。
アンティックドールといえばビスクドール。
ビスクとは二度焼きの磁器の頭という意味。
ビスクドールといえば、ジュモー。
ブルー、スタイネル、ゴーチェ等人気作家の
中でもジュモーは別格。
特に日本人はジュモー好き。
ジュモーの特徴は、
太い眉と円らな瞳、ぷっくりとした頬、
頭が鋭く斜めに切れているのが特徴。
目は虹彩の上を透明のガラスでカバー
してあるので、一際輝きを放っている。
マークは一つの目安にはなるが、
ノーマークの物も作られているので、
心に訴えかけてくる何かで見分けるしかない。
「たくさん並んだ人形の中へジュモーの人形を
入れると他の人形はがくんと精彩を失い、
みんな女中になっちゃった」
と本の中でコレクターの神谷圭子さんが言っている。
当時、ブームにあやかって日本のメーカーが
売り出した人形。
私にはこれで充分、ジュモーは本で楽しみましょ。
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コメント
西洋骨董につづき人形大図鑑
いい御本をお持ちですね。
眺めているだけで、そのものへの知識を持つだけで、心が豊かに満たされるって、最高じゃないかなって思います。
投稿: bluerobin2 | 2015年1月15日 (木) 18時12分
ブログのおかげで、むか~しの本が陽の目を浴びました。
この手の本は、価格が上がってるんですね。
東京からこちらへ移る時、殆ど処分しましたが、
気に入った服と本だけは持ってきました。
処分しなくて良かった~♪
投稿: 白いねこ | 2015年1月15日 (木) 20時32分
こんにちは!
こちらの記事を読んでいて
1970年代パリで小さな結婚式をした後、イギリスのポートベローで夫が買い求めたantique人形。東京の家ではずっと飾っていましたが・・・引っ越したときにどこかに仕舞ったままになっていたことに気付きました~!
陶器の顔が時に怖く感じることも・・・何回も衣装を手洗いしてアンティックレースの生地もよれていました。見つけ出して髪の毛の手入れをして、新しい衣装に着せ替えなければ・・・と、思っています~。
投稿: Komichi | 2015年1月16日 (金) 11時14分
*komichiさん
あの当時、外国、それもパリで・・ビックリです。
アンティックドールはコレクターが多いので、
良いものは驚く程の価格になると思いますよ、
大事に保存してくださいね~(価格だけの問題じゃない
ですけどね)
私は市松人形が欲しいんですが、
「それだけは勘弁して」と言われています^^;
投稿: 白いねこ | 2015年1月16日 (金) 21時12分