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コンサート

オーケストラ!

製作年: 2009年
製作国:フランス
出演:アレクセイ・グシュコブ、メラニー・ロラン、フランソワ・ベルレアン、ミュウ・ミュウ

1980年、ロシア・ボリショイ交響楽団から多くのユダヤ人が連行され、それに反対した天才指揮者のアンドレイも楽団を解雇されてしまう。アンドレイはいつか復職する日を夢見て、30年にもわたり劇場清掃員として働いていたが、ある日パリのシャトレ座から送られてきた出演依頼を見つけ、偽のオーケストラを結成することを思いつく。

                         <TSUTAYA、映画com.より>


 映画の殆どの部分は偽のオーケストラを結成するため、30年も音楽と遠ざかっていたメンバーを捜し、パリまで連れて行き、パリに着いたら着いたで自分勝手な行動をするメンバー、リハーサルなし、練習なし、ぶっつけ本番・・ハチャメチャでコンサートも成功する気配なし・・でも、この構成がラストに生きてくるんですねー。

私もバイオリンの曲は好きで、LPレコードでときどき聞くことがある・・「チゴイネルワイゼン」、「タイス瞑想曲」、「G線上のアリア」、「ユーモレスク」、「愛のよろこび」・・この映画を見てチャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」にはまりました・・素人が聞いても演奏するのが難しい曲というのは歴然 !!

パリのシャトレ座が全面協力したラスト12分のコンサートトシーン・・ハチャメチャだったメンバーの一人一人の顔が、演奏が進むにつれ演奏家の顔に、ソリストのアンヌ・マリーの顔がいきいきと、コンサートマスターの指揮にもとに楽団員が一つの高い波になって終演に向かっていく・・圧巻でした。

クラッシック♪が好きな相方はラスト12分の部分だけ4回も聞いていました。

評価:★★★★☆




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コメント

この映画、日本での上映時にも話題になって・・・
私も渋谷のル・シネマで2010年4月に見たのを覚えています♪
その時は邦題が「オーケストラ」でした。
DVDでは原題の「コンサート」に戻したのですね。。

コミカルにテンポよく進むストーリーに感動的なラストへと
ぐいぐいと引き込まれたのを覚えています~♪

投稿: komichi | 2013年10月 4日 (金) 13時29分

*komichiさん
そうですかー、ご覧になったのですね。

この映画、知らなかったのですが、評価が高かったので見てみました。
クラッシックはアナログで聞いた方がいいですね、新しいaudio setを購入しようか迷っていま~す。

投稿: 白いねこ | 2013年10月 5日 (土) 13時52分

こんにちは
音楽の美しさが際立つ映画のようですね。読んでいてぜひ見たいなと思いました。
ユダヤ人の迫害をテーマにした映画に見ごたえのあるものが多いことは皮肉なことですが、厳しい環境の中でこそ人の本来の智慧や勇気や希望、愛がよみがえり、感動的な作品となるんでしょうね。

投稿: bluerobin2 | 2013年10月 6日 (日) 08時37分

 この映画、言いたいことがあり過ぎて、論理ハチャメチャになりそうです。

1 筆者、この映画を、高松に語学留学で来ていたロシア人女性と見ました。
 彼女によると、ロシア人指揮者役・主演男優アレクセイ・グシュコブは、ロシアでは、トップクラスの俳優だそうです。

2 ロシアのシーンでは、日本人では、というか、ロシア以外では笑い話であっても、ロシアでマジに起こるというシーンが多々あって、映画館でも、日本人が笑うのに、上記1記載のロシア人は笑っていませんでした。
 例えば、
○ 予定していたバスが来なくて、空港まで歩いて行くシーン
○ パリに演奏旅行に出た際、ユダヤ系らしいロシア人楽団員が演奏会そっちのけで、中国モノらしい携帯をごっそり売りまくって稼いでいたシーン。
 これは、本当にあった話なのですが、NECがコンピューターだったかコンピューター部品だったか忘れましたが、いずれにせよ、IT関連機器を貨車一両分、シベリア鉄道経由で欧州向けに送ったら、その貨車一両、丸ごとロシア国内で行方不明になったそうです。
 ロシアの常識は、世界の非常識というシーンが本当にあちこちに散りばめられていて、ロシア通を泣かせる(?)というか、喜ばせるというか、そういう映画です。笑いたいけど笑えない現実がロシアにはある。そう言った方が正しいのかもしれません。

3 この映画、旧ソ連及び民族問題を取り上げた“政治映画”としては、第一級の作品です。
○ ソ連・特にスターリン時代のユダヤ人迫害を中心としたユダヤ人問題
○ ロマ(ジプシー)差別問題
 パリで、ロシアのオーケストラのコンサートマスターにすえた、一見明白にロマと分かる容貌のヴァイオリニストを小バカにしていたソリストのフランス育ちヴァイオリニストが、いざロマのヴァイオリニストのテスト演奏の超絶技巧を見るに及んで、仰天するシーンなど印象的です。
 現実に、東欧あたりでは、ロマの辻音楽師が多々いるのですが、その演奏技能が神業的というようなのが本当にいて、まともに国際コンクールに出たら上位間違いなしというようなのを、現実に見ました。 

3 この映画、前半はロシア語、後半はフランス語が中心で、久々に英語以外の欧州言語の映画を堪能しました。後半でのロシア人指揮者とフランス人ヴァイオリニストの会話がフランス語で行われながらも、ロシア人指揮者のフランス語がいかにもロシアなまりがあって、リアリティーがありました。
 実は、先般のIOC総会の日本・東京のプレゼンを初っ端から見ていたのですが、スイスはローザンヌ(仏語圏)にあるIOCの公用語、フランス語を入れたのは3人。発音のうまさから順を付けると滝クリ・高円宮妃・水野専務理事の順かな。このプレゼンの後、すぐにこのDVDをかけて本場フランス語と比較しました。滝クリはいい線行っていましたが、やっぱり日本語の発音にない、アン、オンのンを鼻に抜かせる、いわゆる鼻母音の出来はイマイチかな、です。父親がフランス人でも、所詮原語は育った環境に一番左右される。それを実感しました。

投稿: いやー、出ましたねえ!:近藤昌紀 | 2013年10月 6日 (日) 10時12分

*bluerobin2さん
ユダヤ人だというだけで迫害され、30年も音楽から遠ざかっていた人たちが目覚めるきっかけは、迫害されても力強く残っていた希望の「存在」でした。

この映画・・人生を折られても皆な明るい、ウエットが効いていてる・・フランス映画の良い所です。

投稿: 白いねこ | 2013年10月 6日 (日) 11時39分

*近藤さん
ご覧になったんですか、現実の方が映画っぽいシチュエーションですね(笑

ユダヤ人迫害は東欧と思っていたんですが、ロシアもそうだったんですね・・現代は経済も発展して落ち着いてきたのかなと思っていたんですが、成熟するまでにはまだまだなんですねー。

言葉が分かる人にとっては別の楽しみ方があるんですね、そういう見方が出来る人がうらやましいです。

投稿: 白いねこ | 2013年10月 6日 (日) 11時51分

 ユダヤ人の迫害については、歴史を見ると、ありとあらゆる国で、ありとあらゆる手段で行われていて、言い出すときりがないのですが、
本記1980年のブレジネフ書記長時代末期のソ連で行われた迫害は、いかにもソ連的で、その原因を追究すると、やはりソ連という国に失笑せざるを得ません。
 当時、順調に経済成長を続けていた西側諸国とは裏腹に、ソ連・東側諸国の経済衰退は目を覆うばかりで、鄧小平流の改革開放政策を唱えだした中国はまだましな方。ソ連、東欧ではその実情を西側に知られまいと躍起になっていました。
 ところが、このようなときに活躍(?)するのがユダヤ人。世界中に緊密な情報網を持つユダヤ人を通じて、東側の悪しき実態に関する情報が漏れ出しているのを知った超秘密主義者のブレジネフはカンカンに怒り、この映画にあるようにユダヤ人を収容所送りにしたり、国外追放にしたりしました。その国外追放組は、かなりの数がイスラエルに流入しました。
 自由化された後もロシア系ユダヤ人のイスラエル流入は続き、今、イスラエルではロシア系移民が人口の2割くらいいて、これまた、イスラエル内部で独自のコロニーをつくっているといいますから、このような連中及び世界に散らばるその係累が、この映画を厚く支持したのでしょう。

投稿: ユダヤ人迫害様々:近藤昌紀 | 2013年10月 8日 (火) 11時05分

*近藤さん
私の無知から来る疑問に丁寧にお答えいただきありがとうございます。

いわれなき迫害を受けたユダヤ人には同情しますが、今のイスラエルの行動は天につばを吐いているように思います。

投稿: 白いねこ | 2013年10月 8日 (火) 17時12分

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