9月の雑草
雑草たちもなんとなく秋めいて・・
エノキグサ・・だと思うのだけど・・
葉がエノキに似ているので、エノキグサというが、この名前よりもアミガサソウの方が、この植物の特徴をよく表している。一年草、花期8~10月。
ニラの花、ネギ属の1種、多年草の緑黄色野菜・・曼珠沙華のような佇まい、繁殖力が旺盛であちこちからあの独特の匂いが。花期8~10月。
花ニラは春に花開くのでこの野菜のニラと区別ができる。
ヤブランの実・・はじめ緑色で熟すると濃い紫色又は黒色に見える。
鳥は食べるらしいがいつも黒いまま残っている・・きっと美味しくないのでしょうねー。
多年草、花期7~10月。
ちょっと解りにくいが、これはヨモギの花・・この季節になるとセイタカアワダチソウと共に良く見かけたが、まさかこれがあのヨモギだったとは・・夏の間にここまで大きくなるんですねー。
セイタカアワダチソウと同様に地下茎などから他の植物の発芽を抑制する物質を分泌させる・・この現象をアレロパシー(他感作用、allelopathy)と言って同じ場所にヨモギだけが見られることの原因になっているとのこと。
目立たない花にも意味があって、風によって花粉を運ぶので、着飾って虫を惹きつける必要がないらしい・・でも、そのおかげでこの季節、ヨモギの花粉でアレルギーの人が増えているという。多年草、花期9~10月。
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コメント
こんにちは
秋といえばセイタカアワダチソウ、それの持つアレロパシーの話を興味深く読ませていただきました。一時、他植物に悪影響を及ぼす物質を出し,自身は地下茎で大繁殖し、数年たつとまた自滅して。その後が従来通りススキに変わるというのを河川敷などで目にしますが、自身の持つそんな性質で自滅ということかもしれませんね。
何事も「盛者必衰」というのがこういった植物界にもあるんですねえと思いました。
投稿: bluerobin2 | 2013年10月11日 (金) 11時45分
*bluerobin2さん
私もこの記事を書くにあたって「アレロパシー現象」という言葉に興味を持ちました~
セイタカアワダチソウが苦心して改良した土地は、ススキにとても都合のいい環境なのでセイタカアワダチソウが一生懸命繁殖するため改良した土地へススキが入り込むらしいですね・・ってことはススキが一番生命力があるってことなんでしょうかねー ?!
投稿: 白いねこ | 2013年10月11日 (金) 21時17分
私のブログにコメントを書いて頂いて有り難うございました~
ネコ好きなのでお名前だけで嬉しくなってしまいました・・・・・^^
トップのエノキグサですが写真の中にはエノキグサもコニシキソウ等も見られますがメインの植物は花の形がエノキグサでは無いような気がします・・・・・
この写真だけではハッキリ言えないですがキク科のタカサブロウのようにも見えるのですが如何でしょうか?
他の写真も見せていただきました
素敵なブログですね^^
これからも覗かせていただきますね~♪^^
投稿: shizenkaze | 2013年10月11日 (金) 22時23分
*shizenkazeさん
コメントありがとうございます。
そうなんです、私も最初はタカサブロウかなとおもったんですが、エノキグサの特徴の上部に小さなたくさんの雄花が穂状につき、その基部に総苞に包まれた雌花がつくという点とやはり葉の形ですね。
ただ、真上から見た穂状の雄花がタカサブロウに似ているのが悩ましいところです~
独断と偏見で突っ走っているので、何か気が付かれたところがあったらご指摘頂ければ嬉しいですー♪♪
投稿: 白いねこ | 2013年10月12日 (土) 02時35分