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紫匂う・・葉室麟

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中国新聞連載小説「紫匂う」を愛読中。

五木寛之「親鸞」、林真理子「正妻 慶喜と美賀子」に続いて朝刊を開くのが楽しみになっている。


ちょっと検索してみる・・

  • 2005年、「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞受賞。
  • 2007年、「銀漢の賦」で第14回松本清張賞受賞。
  • 2009年、「いのちなりけり」で第140回直木賞候補。「秋月記」で第22回山本周五郎賞および第141回直木賞候補。
  • 2010年、「花や散るらん」で第142回直木賞候補。
  • 2011年、「恋しぐれ」で第145回直木賞候補。
  • 2012年、「蜩ノ記」で第146回直木賞受賞。

5回直木賞の候補に挙がり、5回目で取っているんですねー。
全て歴史小説、題名からして興味をそそられるものばかり・・。


で「紫匂う」、面白いですねー、ある年齢を過ぎた者にはたまりません・・描く世界が藤沢周平の世界に似ているような気が・・藤沢周平の小説はラジオの朗読でしか知りませんが・・藤沢周平をあえて剛とするなら、葉室さんは同じ世界観を柔で表現しているような・・・。

主人公は武家社会の中で生きる一組の夫婦、萩蔵太と澪、この蔵太の人物像がこの小説の魅力といってもいいんでしょうねー。
想像するに澪はたおやかな魅力的な女性、夫の蔵太は外見は眉目秀麗ではないのでしょう・・でも、発する一語一語が心に染み渡るのです。

新聞小説というのはいいですね、忙しい朝でも読める量で、次を期待しながらいつの間にか一つの小説を読み終わっている・・この小説が終わったら図書館で「乾山晩愁」を借りて読んでみようかな。。




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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

藤沢周平は以前よく読みましたけど・・・
葉室麟の作品を私はまだ読んだことがありません。
乙川優三郎が私は好みでよく読みました。。

白いねこさんは毎日新聞小説を楽しみにしていらっしゃるようですが、私は一気に読みたい方で、新聞小説は読まずに単行本になってから読んだりしています~(笑)。。

投稿: komichi | 2013年4月23日 (火) 21時50分

*komichiさん
時代小説は殆ど読んだことがなく、現代では使わなくなったきれいな日本語を再確認しています。
そうですねー、私も最近ですね、新聞の連載小説を読むのは・・自分で選ぶのではなく、半強制的ですからねー・・こんな形でなければ林真理子の小説は読みませんから(汗

投稿: 白いねこ | 2013年4月24日 (水) 11時37分

こんばんは
新聞連載小説は毎日少しずつ読みつなぐ良さがありますね。。
私が今読んでるのは先週から始まったばかりの日経の諸田玲子作「波止場浪漫」まだはじめだからどういう展開になるのかわかりませんが次郎長の娘が登場してますから明治時代を扱うようです。


藤沢周平は文庫本でほぼ全部といっていいほど読みました。
情景描写の素晴らしさ、男の生きざま、下級武士や庶民を扱った内容に惹かれていました。

投稿: bluerobin2 | 2013年4月24日 (水) 20時56分

日経を読んでらっしゃるの? 脳がさびれる心配がありませんねー・・諸田玲子さん、知りませんでした・・ブログのいいところはこういう時ですねー・・調べてみま~す。

藤沢周平さんは男女ともに人気ありますね、描かれる世界が人を引き付けるのでしょうね、現代に相通じるところも・・網羅されたんですか、すごいですねー。。

投稿: 白いねこ | 2013年4月24日 (水) 21時23分

昨年の直木賞受賞作品「蜩ノ記」は時代小説としては売り上げが驚異の20万部を突破し現在、役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子等の出演で映画を撮影中です。葉室麟さんは藤沢周平の後継者とも言われる注目の売れっ子作家。好みもありますが私は「蜩ノ記」「銀漢の賦」「蛍草」が好きです。一度、葉室ワールドを覗いてみられたら如何でしょうか。

葉室麟ー1951年 福岡県北九州市生まれ 西南学院大学 文学部 外国語学科 フランス語専攻卒 地方紙記者、民放ニュースデスクを経て53歳で文壇デビュー。

投稿: ひろ | 2013年6月 5日 (水) 09時24分

*ひろさん
コメントありがとうございます。

そうですね、「蜩ノ記」「銀漢の賦」「蛍草」あたりから読んでみようとおもいます~
葉室さん人気すごいですね・・「紫匂う」の検索で訪れる方が多くいらっしゃいます。。

投稿: 白いねこ | 2013年6月 5日 (水) 18時57分

 筆者、文学壮年ではありませんが、日経、朝日、四国(香川・共同通信系)の3紙を取っている関係で、いやでも新聞小説は目に入ります。そこで、読み始める動機は、やっぱり挿絵かなあ。
 この、「紫匂う」も日本画調の挿絵に惹かれて中途から読み始め、気品ある侍言葉の使い方と意表をつくプロットが気に入り、一時、日経の浅田次郎・「黒書院の六兵衛」とこの小説がダブっていた頃は、翌朝が待ち遠しい状態でした。
 確か、渡辺淳一の「愛ふたたび」の後からスタートしたと思うのですが、渡辺の毒気(と言っても、日経の救世主となった「失楽園」とか「アイルケ」に比べると、パワー落ちは否めませんが)にあてられた後のスタートは今ひとつエンジンのかかりが悪く、良さが分かり始めたのは掲載20日も経ってからでしょうか。あわてて図書館に飛び込んで、第1回に遡ってバックナンバーを追いました。
 で、この小説もいよいよ終わりに近づき、著者の葉室麟とは聞いたことがあるような、ないような、何もんじゃ、でサイトを引いたらここに当たりました。やっぱり、伊達に直木賞は取ってないですね。
 次は、五木の親鸞第3部とのことですが、これも、第1部は挿絵と奇想天外の筋立てにころりと負けて、単行本になったのも買いました。(が、読み切れていません。読書家ではないので。)第2部は挿絵、プロットともにイマイチで、単行本は買っていません。エラモンになり、史実となった親鸞に「奇想天外」は無理でしょうから、どう料理するんでしょうかねえ。
 

投稿: 読書家ではないが:近藤昌紀 | 2013年6月15日 (土) 11時35分

*近藤昌紀さん
コメントありがとうございます。

「紫匂う」は、朝、読んだ後清冽な風が吹き抜けるいっときを頂いています。

「親鸞」もお読みになったんですね、私は浄土真宗の門徒以上の特別な想いはないのですが、成り立ちうんぬんの興味があり、この小説を読めば、五木さんの目を借りて少しは理解できるかな・・と。
第二部を読み終えて思うことは、この小説は五木さんによる「歎異抄」かな・・というところです。。

投稿: 白いねこ | 2013年6月15日 (土) 12時16分

はじめまして。高杉晋作伝の「春風伝」も好きです。

投稿: やぶひび | 2013年6月19日 (水) 14時29分

*やぶひびさん
コメントありがとうございます。

あの当時の長州藩を倒幕に傾けた高杉晋作・・その人となり、残念ながら良く知らない・・いつか、読んでみたいです。。

投稿: 白いねこ | 2013年6月19日 (水) 17時43分

昨年、新聞連載で好評だった「紫匂う」がいよいよ上梓されます。
葉室 麟 「紫匂う」講談社 2014年4月16日発売予定

投稿: ひろ | 2014年3月13日 (木) 10時10分

*ひろさん
情報ありがとうございます~

ひろさんの所は早朝の地震は関係なかったですか、こちらは震度5弱でけっこう揺れました。
『蜩ノ記』も映画化されたようで、楽しみですねー♪

投稿: 白いねこ | 2014年3月14日 (金) 11時30分

標記、本日4月19日四国新聞書籍広告欄

「全国17紙大反響新聞連載
ついに書籍化!

人妻の恋は、罪ですか

かつての想い人との再会に揺れる澪。
日本人の心が紡ぐ、美しく哀しき恋。
直木賞作家の新たな代表作、誕生!

紫匂う
葉室 麟

定価:本体1,550円(税別)
講談社」

 信じているとはいいながらSTAP問題で袋だたきのオボコさんを見るのはつらい。せめてこの本を買って読み返し、いやされようか、という気になります。
 因みに、この問題の本質を本当に理解しているのは、ips細胞の山中信弥教授でしょう。立場上、否定派、肯定派のどちらにも与せずのような冷静な発言を続けていますが、結びはいつも、「一刻も早く再現する必要がある」です。根底に「できる」という思いがなければこうは言えない発言です。筆者も、「できた」なら半端でなく全人類を救うことになる大発見なのだから、足を引っ張るより先に再現を、となるのですが、「200回以上も成功している」と称するオボコさん。どうして思うようにできないの?できなきゃ意味がないんじゃないの?という思いが最近の筆者の頭の中をじわじわと侵食しています。

投稿: 「紫匂う」出版化:近藤昌紀 | 2014年4月19日 (土) 06時25分

*近藤さん
情報ありがとうございます~
いっときでも爽風感を味わいたい人が多いんでしょうか。
人気がありますね。

STAP細胞関連のブログ記事、更新しましたので訪問してみて下さい♫

投稿: 白いねこ | 2014年4月19日 (土) 12時16分

映画「蜩ノ記」公式サイトで予告編を観ることが出来ます。
期待が持てそうです。

投稿: ひろ | 2014年6月16日 (月) 13時21分

*ひろさん
情報ありがとうございます。

「蜩ノ記」、面白そうですね。
葉室 麟の世界が拡がっていました~

投稿: 白いねこ | 2014年6月16日 (月) 20時55分

 昨11月4日から映画「蜩ノ記」封切。
 早速行ってきました。お家騒動とか、お家を守るために家臣が責任を引っかぶるとか、なるほど伊達騒動をを中心とした江戸時代に現実に起こったサムライのロジックをうまく使っています。多分、このへんは、映画では十分に描ききれていないなあ、原作を読むと、もっと面白いんだろうなと思わされました。
 にしても、山里での物語、郡方役人からの出世とか、どこかで読んだような背景は、いかにも葉室ワールド。最後は主人公の切腹という、通常ならば悲劇で終わるところを、うん、それでもいいんじゃないの、一応、全員幸せな状態で終えるんだから、と妙に納得させられる仕舞いの仕方は、「紫匂う」に通じるものが有りました。見終わって、さわやかさが残る映画など、久しぶりに見たな、の気分です。

投稿: 映画映画「蜩ノ記」公開:近藤昌紀 | 2014年10月 5日 (日) 12時10分

*近藤さん
この映画の宣伝、あちこちで見かけます。
藤沢周平、葉室 麟の原作は現在の社会生活と相通じるところも共感を呼ぶんでしょうねー。
実際は自分の価値観で行動するのは難しく、こうありたい・・という想いでしょうか。

投稿: 白いねこ | 2014年10月 5日 (日) 18時27分

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