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abさんご


やっと読み終えた~~



2013_02270009


読むのにてこづって、内容を把握する間もなく読み終わった感じ。。

一番最初の章<受像者>、これがこの小説のすべて・・一番最初に一番意味不明な内容を持ってきているのでとっつきにくいことこのうえなし・・・。

内容自体は特別なことはなく、ある一家のどこにでもある生い立ちを子の目線で描写。

その描写の表現のしかたが、この小説の価値なのだと思う・・物事の様子や事象をこれでもかと細かく表現したり、普通一般的に使う言葉をあえて使わず、その言葉を辞書で引いたら出てくるような表現で表したり・・それが全体として一つのムードを作り上げている。。

ab さんご」という題名が秀逸、意味はわからないのだが・・ab は選択しなければならない岐路だと思うのだが・・さんごって・・・。




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徒然の読み物」カテゴリの記事

コメント

こんにちは
ついに完読されましたか。
最初は慣れない文体にちょっと戸惑いますが読んでいくと意外と話自体はわかりよいでしょ。
abさんごのさんごですが、aを選ぶか、bを選ぶか、そして、さんごはその形状が骨のようでもあるところから、選択肢といいたいところを『サンゴ』とつけたんじゃないかと勝手に思ってます。

投稿: bluerobin2 | 2013年3月14日 (木) 10時50分

*bluerobin2さん
就寝前、ベッドで読むので1章ずつ・・時には2行で眠ってしまったり・・やっと、読み終えましたー。

やはり、あの「さんご」なんでしょうねー、そう言われてみれば右や左に枝分かれしてるし・・・。。

投稿: 白いねこ | 2013年3月14日 (木) 20時48分

こんにちは。
実は私も受賞後直ぐに読みたくなって本屋さんに駆けつけました。
いざページを開いたら「・・・・・」(絶句)
読みやすい本へ逃避してしまい放置。情けないです。
暖かくなってきたので(読書に関係ないけど)、
気合を入れなおして読んでみます。

投稿: RoseRing | 2013年3月15日 (金) 13時00分

*RoseRingさん
文芸春秋に掲載されたものを読んだので、小説を読んだ後に、選考委員8人の選評を読んでみました。
その中で、高樹のぶ子さんの「固有名詞だけでなく熟語や単語で明瞭になるはずの一言が、ひらがなに分解され溶かされ、おまけに横書きという、仮名文には生理的に不向きな書き方が選択されているので読みにくいことこの上ないのだが、読者にその困難を強いるだけの理由があった。・・」
という文に納得しました。。

投稿: 白いねこ | 2013年3月15日 (金) 18時02分

 やっぱり筆者は読書家ではない。今度の芥川賞はへんな文体のが取った、との新聞報道が出て、読み切れなくても安価で懐が傷んだ気のしない文芸春秋をさっそく買って見たんですが、案の定、横書きとひらがなの解読に疲れて、1ページ目でダウン。京大の現役学生だった平野啓一郎が『日蝕』で芥川を取ったとき以来の、1ページ目ダウンを味わいました。
 で、「abさんご」ですが、サンゴは筆者、目くるめきそうな原文を見た瞬間、ああ、これは「散語」だな、とピンときました。散文の「散」と言語の「語」です。
 「ab」は曲者ですね。「AB」としていないところに下心を感じますねえ。映画・ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の「ドレミの歌」を思い出しました。
 「英語の始めは(原曲では「読むときの始めは」)abc、歌の始めはドレミ」
すなわち「散語」という新たな表現ジャンルの始めは「abさんご」と隠喩したんんだな、と筆者思いました。勘ぐり過ぎでしょうか?

投稿: やっぱり筆者は・・・:近藤昌紀 | 2013年6月15日 (土) 14時34分

*近藤昌紀さん
そうですか、一頁めで退散されましたか。
私はたったあれだけの量をけっこう時間をかけてなんとか・・読み終わって、やはり、あの文体にする意味があったんだなと・・なかなか前に進まない代わり、自分の頭の中で咀嚼・・そうこうするうちに筆者が一つの言葉を選ぶのに相当の時間がかかり、あの一編にどのくらいの時間をかけたのだろうと思いあたりました。
それが、好みの小説かというと、また別物なんですけどね。

「散語」体の開拓者という意味ですか、よく考えられましたね♪♪

投稿: 白いねこ | 2013年6月15日 (土) 19時49分

 たまたま、ブック・アサヒ・コムを見ていたら、受賞記者会見の一問一答がUPされていて、

――「abさんご」というタイトルにはどういう意味がありますか。
 いろんな連想をして頂きたいので、書いた側であまり説明はしたくはないんですけれども、少なくとも表面的な意味では「abさんご」は「aかbか」という選択肢の意味の「ab」です。それは私の作品を読んで頂くと、最初と最後のところでそれが選択肢を意味するということはわかるようになっています。「aなのかbなのか」枝分かれという意味で、「さんご」の、生きているさんごではなくて骨格の、波に洗われうちあげられたさんごは枝分かれしているので、そのイメージを結びつけています。そして「abc」のCは(さんごと同じ)S音で、英語でもcoralのCなので、それでつけました。それが表面的なタイトルのつけ方です。それ以外にまあ、できることなら、いろいろと読む側がご自由に連想を広げて頂きたいと思います。

「いろんな連想をして頂きたい」と言いながら、ここまで明かされると連想の楽しみも半減ですが、意味深なタイトルには違いないし、このタイトル自体が芥川賞そのものでしょう。

「生きているうちに見つけて下さいまして、本当にありがとうございます。」
話題のコメントで、新聞各紙のリードは全部これ。これもなかなか意味深でしたが、最近、これに匹敵する名コメントが出ました。

 6月21日、第20回松本清張賞受賞式での受賞者、「月下上海」の山口恵以子さんへのインタビューより。

「清張さんのような大流行作家になるのか、趣味で小説を書く食堂のおばちゃんで終わってしまうのか、神のみぞ知るですが・・・」

筆者、この模様を駅の待合室のテレビで見たのですが、受賞者の日頃の「食堂のおばちゃん」の映像と、表彰式での化け方、というより「粧け方」のギャップがあまりに大きすぎて、、、、絶句!まあ、映像を検索して見てください。

 この人、筆者と同い年。とすれば、ガキでもなくオバサンでもない30代の女ざかりでバブルの洗礼を受けたはず。その残り香と妖しさを紛々とさせることのできる怪女の出現です。
 「上海」というのも怪しいですねえ。これまた日経に連載された高樹のぶ子『甘苦上海』を思い出しました。あの地名が絡むと、少なくと“美談”はないと思って間違いないでしょう。

テレビの女性アナウンサーの一言がふるっていました。
「食堂のオバチャンでは終わりそうに・・・ないですね。」

投稿: 妖女食堂のオバチャン:近藤昌紀 | 2013年6月26日 (水) 10時47分

*近藤昌紀さん
ご本人がタイトルの説明をされていたんですねー、「選択肢」という言葉を「意味」と「視覚」の両面で表現・・abcの韻をふんでいるのでリズム感がよかったんですね。

「月下上海」の山口恵以子さん・・知りませんでした・・ちょっと検索・・あの食堂のあたり、東京にいた頃よく通りました・・整形前の中村うさぎさんに似た感じ・・確かに授賞式の映像にビックリ、上海の雰囲気を出したんでしょうね、でも、こちらの方が私生活に近いような、食堂のおばさんの方が化けているのかも・・。

いずれも知らない情報ありがとうです~

投稿: 白いねこ | 2013年6月26日 (水) 12時07分

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