郷愁・・・・食用菊
実家である新潟の姉から、荷物が届いた。
開けてみると、食用菊、枝豆、梨の新興等がたくさん入っていた。
一瞬、20年前に戻ったような錯覚を覚えた。亡くなった母もよくいろいろな季節のものを送ってくれた。「東京では売っていないだろうから」といいながら、故郷の匂いのするものを季節ごとに送ってくれたものだった。
それを今、姉がかわりに送ってくれる。感謝しなくては!
菊の袋の封をきると、懐かしい菊の香りがただよってきた。あーこの香りだ。それと同時に、母の「皆でヘタをとって!」の一言で、姉妹で籠いっぱいの菊のヘタをワイワイ言いながら取ると、母がそれを台所で湯がき始める・・・・そんな思い出でが、次々と浮かんできた。
早速、お浸しを作ってみた。ヘタを取った菊のはなびらを、沸騰してお酢を少し入れた鍋の中へ入れ、すぐ取り出す。それを水に浸けず、自然に水気を切り、少し絞ってたものを、芥子醤油、わさび醤油、マヨネーズと醤油それぞれ好みのものを付けて食べる。お酒のつまみにもとってもよく合う。
秋の味覚に、食用菊もあるということ、それよりなにより母の愛情を思い出させてくれた、姉の荷物だった。
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