2008年10月
幻のやきもの“姫谷焼”
以前、中国新聞で“姫谷焼”の特集をやっていた。
江戸時代の一時期にだけ製作されたとされる“姫谷焼”、色絵磁器の皿を中心とするやきものらしいが、伊万里焼のように洗練された絵付けでもないし、九谷焼のような仰々しさもないが、素朴な絵付けとシンプルな構図で独特の魅力があり、ひとめで心引かれた。
“姫谷焼”は福山市北部を中心とする地域に古くから伝えられてきたが、だれが、いつ、何のために製作したのかが明らかでなく、実体は謎に包まれていたという。その謎の解明は、その後実施される窯跡の発掘調査を待たねばならないらしい。
考古学的研究が進んだ現代において謎のやきものがあるということにも驚いたが、それもまた、この“姫谷焼”の魅力になっているのかもしれない。
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9月の庭-'08
夏の照りつける太陽の光を浴び、恵みの雨で潤い、大地の栄養を吸収し、庭のあちこちで植物や木が実を付けている。
熊葛(くまつづら)科の紫式部。 語源の通り“美しい実”をつける。
この実を小鳥たちが食べているのを見たことがない。餌にはならないのだろうか。
ネズミモチの実も大きくなってきた。
名前のわりには可愛い実がついている。
花も白く、小さな可愛い花である。
クロガネモチの実
秋が深まるにつれて、実の色がだんだん赤くなり、庭の中で存在感を出してくるのがこの木だ。
丈夫な木で、強い剪定をやっても次々と新芽を出すのが心強い。
今年は数えられるくらいの実しかついていない。
でも、やはり柿は秋の代名詞、柿の実が大きくなるにつれ秋の訪れを実感する。
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