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新自由主義の秩序って

新自由主義とグローバリズムが広がる中、着々と深まる格差や貧困、この状態は否応無く続くのだろうか、政局だけに全精力を傾けているこの国の政治家に期待は出来ない。

7月17日付の中国新聞で読んだ記事で、共同通信の記者が社会主義の理論家でレーニンを研究する日本学術振興会特別研究員である白井聡さんが語ったことをまとめる形で載せている。

 ・・・「資本主義では必然的に少数者に富が集中する。初めて格差社会を発見したように大騒ぎをするのはこっけいだ」と、格差社会を理解するうえでのマルクス、レーニンの理論の有効性を強調する。・・・

 なぜ今、レーニンなのか。それはロシア革命前夜と現在の時代状況が似ているからだと言う。「この四、五年で世の中が悪くなった。レーニンが作った世界が存在しなかった時代と、ソ連が崩壊して社会主義国が存在していない時代という点で似通ってきている」と話す。共通するのは、「むき出しの資本主義」だ。

 ソ連があった時代、西側諸国も対抗上、福祉国家的政策を取らざるを得なかった。「日本も含め自由主義国は、社会主義国との比較において、平等性を資本主義の中でも作らなければならなかった」だが、「ソ連が無くなり弁明の必要が無くなった。それが今、ネオリベラリズムという形で現れ、階級対立が見えやすくなってきた」という。

 対抗すべき労働者階級は正規、非正規に分断されているのが実態だが、「奴隷身分の中の相対的な差に過ぎない」「『われわれは何なのか』という、資本主義システムの中での必然的な立場を知ることが大事だ。そうすれば連体の契機が考えられる」と打開の道を探る。・・・

小泉さんの「官から民へ」の言葉に代表される市場原理主義、公共事業費、社会保障費の歳出削減や規制緩和を急速に進めた結果、大きな富の生産に結びつく国民と結びつかない国民に線引きされ、膨大な中間層が構成された。

白井さんは「下層に落ちる危険性を常に感じながら生きる中間層が、今後ナショナリズムの担い手になる」という。

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