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いきもの変動-緑の侵食

2月25日付、中国新聞 シリーズ『いきもの変動』に“コケ退治 LEDが効果”という記事が載っていた。

・・・陽光の差し込まない地の底に、緑が不気味に息づく。正体は、暗闇で育つはずのないコケやシダの仲間だ。山口県秋芳町の国特別天然記念物「秋芳洞」。数十万年もの時を刻む鍾乳石郡が魅了する観光地にも、静かな変動が起きている。
「観光道を照らすライトが太陽の役割を果たしているんです」。秋吉台科学博物館長が「変動」の要因を説く。・・・
コケやシダの胞子は風に乗り、観光客とともに入り込む。人口照明は光に加え、発する熱で洞内の気温を約一度上げてしまう。もともと薄暗くとも育つコケやシダには生育環境が整った格好だ。ところが、洞内の美観は緑の侵食で損なわれる。根を張れば貴重な鍾乳石郡を傷つけかけない。・・・

そんな中、山口県産業技術センターなどが協力を買って出、コケやシダの繁茂を抑えるために始めた発光ダイオード(LED)の照明実験が、成果を挙げているという。

昨秋、殺菌効果のある近紫外線と白色の二種類のLEDを詰めた照明一基を、コケが生えた地点に設置して実験、抑制効果をコケの面積の変化で追い、コンピュータで画像処理すると2月25日現在、四ヶ月間で約35%の減をみた。「LEDの殺菌効果などが表れているのでは」と四季を通じての効果を探ることにしているという。

科学の力、サイエンスが今までいきものを育ててきた、この地球を守る。
いきものの“変動”を抑えるのは、今まで文明の名の下で破壊し続けてきた側の人間が修復していかなければならないのだと思う。

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